MENU

中小企業診断士の科目合格制度・科目免除とは?

中小企業診断士の科目合格制度・科目免除とは?

中小企業診断士一次試験には科目合格制度(科目免除)が存在します。

科目合格制度(科目免除)を上手に活用すると、中小企業診断士一次試験不合格確率を減らすことにつながります。

しかし、中小企業診断士一次試験の科目合格制度・科目免除は制度内容が若干難しいため、分かりやすく解説していきます。

目次

中小企業診断士の科目合格制度・科目免除の概要

科目合格となる基準

中小企業診断士一次試験は

  • 総点数の60%以上(420点以上)であること
  • 1科目でも満点の40%未満(40点未満)のないこと

を満たした受験者が合格となります。

上記以外の受験者、中小企業診断士一次試験不合格となりますが、そのうち、合格点(60点)を突破した科目は科目合格となります。

これによって、科目免除(3年間)権利を得られる制度が「科目合格・科目免除」です。

なお、3年間の権利の解釈については、受験年度から起算して3年となります。

スクロールできます
1年目2年目3年目4年目
経済学63(合格)科目免除科目免除受験

つまり、2024年に科目合格した場合は、翌々年の2026年まで有効です。

科目免除が申請できる条件

科目合格による科目免除申請

科目合格となる基準で説明したように、中小企業診断士一次試験で合格した科目が存在する場合に申請できる方法です。

他資格等保有による科目免除申請

他の資格を有していることで、科目免除を申請することも可能です。

具体的には以下となります。

  • 公認会計士試験合格者
  • 会計士補
  • 会計士補となる有資格者

中小企業診断士の科目合格制度・科目免除をケースごとに紹介

科目合格・科目免除が使って2年目で合格するケース

スクロールできます
1年目2年目3年目
経済学63科目免除
財務会計60科目免除
企業経営理論70科目免除
運営管理4070
経営情報システム4560
経営法務5455
中小企業経営・政策5063
総合点382248
平均点54.5762
合否判定不合格合格

1年目は、合格基準である総合点が420点に届ていないため、不合格となります。
しかし、企業経営理論、財務会計、企業経営理論は合格点である60点を超えているので、受験2年目、3年目まで科目免除申請ができる科目合格の権利を得られます。

2年目は、1年目に得た科目免除を申請して受験し、合格基準である総合点240点を超え、かつ40点未満の科目がないため、合格となります。

科目合格・科目免除を使って3年目で合格するケース

スクロールできます
1年目2年目3年目
経済学63科目免除科目免除
財務会計455067
企業経営理論70科目免除科目免除
運営管理4270科目免除
経営情報システム61科目免除科目免除
経営法務60科目免除科目免除
中小企業経営・政策504553
総合点389165120
平均点55.65560
合否判定不合格不合格合格

1年目は、合格基準である総合点が420点に届ていないため、不合格となります。
しかし、企業経営理論、経営情報システム、経営法務は合格点である60点を超えているので、受験2年目、3年目まで科目免除申請ができる科目合格の権利を得られます。

2年目は、1年目に得た科目免除を申請して受験しましたが、合格基準である総合点180点に届いていないため、不合格となります。
しかし、運営管理は合格点である60点を超えているので、受験3年目、4年目まで科目免除申請ができる科目合格の権利を得られます。

3年目は、1年目と2年目に科目免除を申請して受験し、合格基準である総合点120点に届き、かつ40点未満の科目がないので、合格となります。

得意な科目だけは科目合格・科目免除を使用しないケース

スクロールできます
1年目2年目3年目
経済学60科目免除
財務会計7080
企業経営理論4440
運営管理60科目免除
経営情報システム61科目免除
経営法務60科目免除
中小企業経営・政策60科目免除
総合点415120
平均点59.260
合否判定不合格合格

仮に、あなたが金融機関で勤務していて、財務会計が得意で、高得点をとれる自信がある場合は、あえて財務会計の科目合格・科目免除を活用しない戦略をとることも可能です。

1年目は、合格基準である総合点が420点に届ていないため、不合格となります。
しかし、経済学、財務会計、運営管理、経営情報システム、経営法務、中小企業経営・政策の計6科目で合格点60点を超えているので、受験2年目、3年目まで科目免除申請ができる科目合格の権利を得られます。

2年目は、1年目に得た科目免除のうち財務会計を除く、申請して受験し、合格基準である総合点120点に届き、かつ40点未満の科目がないため、不合格となります。

このケースの場合、1年目で科目合格した財務会計をあえて2年目に科目免除申請しなかったことで、80点という高得点を獲得できました。もう1科目の企業経営理論が40点と大きく足を引っ張りましたが、財務会計で高得点をとれたことで、一次試験合格にこぎつけられています。

上記の様に、得点源にできる科目があるなら、総合点を高めることができ、中小企業診断士一次試験の合格確率を向上させやすいというメリットを享受可能です。
デメリットとして、受験年度によって科目難易度は大きく異なるので、思っていたよりも得点がとれないどころか、足を引っ張ってしまうケースも珍しくありません。

1年目に合格し、2年目も合格した場合のケース

スクロールできます
1年目2年目3年目
経済学63科目免除60
財務会計60科目免除54
企業経営理論70科目免除50
運営管理70科目免除66
経営情報システム61科目免除55
経営法務60科目免除65
中小企業経営・政策50科目免除53
総合点434科目免除403
平均点62科目免除57.5
合否判定合格不合格
二次試験受験権利
二次試験合否不合格不合格

中小企業診断士一次試験に合格すると、二次試験の権利が2年間与えられるため、通常だと上表のような受験戦略をとります。

例えば、3年目の一次試験は合格率が低く、運悪く不合格となってしまうと、また来年の挑戦にかけなければいけなくなってしまいます。

スクロールできます
1年目2年目3年目
経済学6360科目免除
財務会計6060科目免除
企業経営理論7060科目免除
運営管理7060科目免除
経営情報システム6160科目免除
経営法務6060科目免除
中小企業経営・政策5060科目免除
総合点43460科目免除
平均点6260科目免除
合否判定合格合格不合格
二次試験受験権利
二次試験合否不合格不合格合格

そこで、上表のように1年目に一次試験に合格しても、2年目も同様に一次試験に挑戦し合格を目指すことで、二次試験受験権利のリスクヘッジが図れます。

多年度受験生のなかには、この方法によりリスクヘッジしながら上手に二次試験受験権利を獲得している猛者も存在します。

もし、2年目の一次試験が不合格だっとしても、1年目に合格した権利を活用すれば、二次試験受験が可能です。さらに、2年目に科目合格できていれば、良く年以降の科目免除にも利用可能となります。

中小企業診断士の科目合格・科目免除を活用したおすすめな戦略

科目合格・科目免除を使わず、7科目全て受験するのが最もおすすめ

中小企業診断士の一次試験は年度ごとの合格率は20-30%程度で推移していますが、科目ごとの合格難易度は年度によって大きく異なります。

これは、合格率を一定に保つために、各科目合格者数などの影響を考慮に入れながら、難易度を調整しているからだと考えられます。

受験する年度にどの科目が優しくて、どの科目が難しいのかは蓋を開けてみないと分からないため、7科目全てを受験した方が、安定して合格を実現できる可能性が高いからです。

以上から、1年目で科目合格したとしても科目免除を申請せず、2年目も7科目全て受験することをおすすめします。

得意な科目は科目合格・科目免除せずに受験するのがおすすめ

科目合格制度を活用して、翌年に科目免除を活用するとしても、得意な科目があるのであれば、当該科目は受験した方が、合格率が高まる可能性が高いと言えます。

年度によって科目難易度のバラツキは大きいですが、それでも得意科目であれば高得点をとれる期待値は高いため、中小企業診断士一次試験の総合点を高めるためには活用しない手はありません。

得意な科目だけは科目合格・科目免除を使用しないケースを見る

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次