中小企業診断士は他の資格と比較すると、試験制度が少し複雑で分かりくいです。
そこで、本記事では中小企業診断士の試験内容を一次試験と二次試験の2つに分け、出題される科目や出題形式、試験スケジュールなどの、基本的な試験制度を解説していきます。
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中小企業診断士1次試験内容
中小企業診断士の1次試験は、中小企業診断士となるのに必要な学識を有するかどうかを判定することを目的とした試験内容となっています。
つまりは、お金、生産、組織、情報など経営全般の基礎知識が問われる試験です。
1次試験で出題される科目
| 科目 | 試験時間 | 配点 |
|---|---|---|
| 経済学・経済政策 | 60分 | 100点 |
| 財務・会計 | 60分 | 100点 |
| 企業経営理論 | 90分 | 100点 |
| 運営管理 | 90分 | 100点 |
| 経営法務 | 60分 | 100点 |
| 経営情報システム | 60分 | 100点 |
| 中小企業経営・政策 | 90分 | 100点 |
1次試験の出題形式
1次試験の出題形式はマークシートとなっています。
注意事項
1次試験は電卓の利用が禁止されているため、計算問題は全て手計算で算出する必要があります。
令和6年の1次試験スケジュール概要
| スケジュール | 項目 |
|---|---|
| 令和6年4月25日(木)~5月29日(水) | 試験案内配布・申込受付期間 |
| 令和6年7月上旬頃 | 受験票・写真表の発送 |
| 令和6年8月3日(土)・4日(日) | 本試験 |
| 令和6年9月3日(火) | 合格発表 |
1次試験の実施地区
1次試験の実施地区は、札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、広島、福岡、那覇、金沢、四国の10地区で実施されます。
受験申込書に、希望する受験地区を1つ記入できます。なお、指定した会場以外では受験できません。
1次試験の受験料
14,500円
1次試験の受験資格
中小企業診断士1次試験の受験資格は、年齢、学歴等に制限があります。
そのため、外国籍の方や高校生など、どなたでも受験可能です。
1次試験の合格基準
中小企業診断士1次試験の合格基準は以下の通りとなっています。
令和5年度中小企業診断士1次試験案内
- 第1次試験の合格基準は、総点数の60%以上であって、かつ1科目でも満点の40%未満のないことを基準とし、試験委員会が相当と認めた得点比率
- 科目合格基準は、満点の60%を基準として、試験委員会が相当と認めた得点比率
1次試験の合格率
1次試験の合格率は、受験年によって変動はありますが、例年20-30%程度となっています。
- 合格率の推移など試験難易度の詳細は以下記事をご覧ください。
中小企業診断士の難易度
1次試験の特徴
中小企業診断士1次試験は、7科目と非常に多くの科目数を勉強することとなります。
そのため、合格までにかける勉強時間は相当数必要となるため、試験勉強を開始する前に覚悟が必要です。
ただし、科目合格制度が存在するため、忙しい社会人であっても、計画的に中小企業診断士1次試験の攻略が可能となっています。
中小企業診断士2次試験内容
中小企業診断士の1次試験は、中小企業診断士となるのに必要な学識を有するかどうかを判定することを目的とした試験内容となっています。
つまりは、お金、生産、組織、情報など経営全般の基礎知識が問われる試験です。
2次試験で出題される科目
| 科目 | 試験時間 | 配点 |
|---|---|---|
| 事例1(組織・人事) | 80分 | 100点 |
| 事例2(マーケティング) | 80分 | 100点 |
| 事例3(生産・技術) | 80分 | 100点 |
| 事例4(財務・会計) | 80分 | 100点 |
2次試験の出題形式
2次試験の出題形式は論述(筆記)となっています。
注意事項
2次試験は1次試験とは異なり、電卓の利用が許可されています。
そのため、効率的な電卓の使い方を理解できていると、考える時間により多くの時間を充てられるようになります。
令和6年2次試験スケジュールの概要
| スケジュール | 項目 |
|---|---|
| 令和6年8月23日(金)~9月17日(火) | 試験案内配布・申込受付期間 |
| 令和6年10月27日(日) | 筆記試験実施 |
| 令和7年1月15日(水) | 筆記試験結果発表 |
| 令和7年1月26日(日) | 口述試験実施 |
| 令和7年2月5日 (水) | 合格発表 |
2次試験の実施地区
1次試験の実施地区は、札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、広島、福岡の7地区で実施されます。
受験申込書に、希望する受験地区を1つ記入できます。なお、指定した会場以外では受験できません。
2次試験の受験料
17,800円
2次試験の受験資格
2次試験の受験は以下に該当するもののみとなっています。
- 前年度の第1次試験合格者
- 今年度の第1次試験合格者(本年度の第2次試験まで受験が可能)
- 令和3年度または令和2年度の第1次試験合格者のうち、令和3年度に、第2次試験を受験できる期間の延長申請をして令和5年度までの期間延長が承認された者(本年度の第2次試験まで受験が可能)
- 平成12年度以前の第1次試験合格者については、1回に限り第1次試験を免除されて第2次試験を受験できます。(期間の限定はありません。ただし、平成13年度以降に第1次試験に合格して第2次試験を受験した方は除きます。また、平成18年度以降中小企業診断士養成課程を受講した方も除きます。)
2次試験の合格基準
中小企業診断士2次試験の合格基準は以下の全てを満たすこととなっています。
令和5年度中小企業診断士2次試験案内
- 筆記試験における総点数の60%以上であること
- 1科目でも満点の40%未満がないこと
- 口述試験における評定が60%以上であること
2次試験の合格率
2次試験の合格率は、受験年によって変動はありますが、例年15-20%程度となっています。
- 合格率の推移など試験難易度の詳細は以下記事をご覧ください。
中小企業診断士の難易度
2次試験の特徴
中小企業診断士2次試験は公式から正解が発表されないため、何が正解なのかが判断しづらい試験です。
また、1次試験の合格点(60点)を獲得すれば必ず合格できる絶対基準ではなく、2次試験受験生の中で約20%が合格できる相対基準となっているため、合格率の数字以上に競争が激しい試験となっています。
中小企業診断士試験内容のまとめ
中小企業診断士試験は、1次試験は科目数が多く、2次試験は論述式かつ相対試験なため、合格へのハードルが高くみえがちです。
難しそうに感じる試験ですが、基礎的な知識は確実に得点できる力を身にけられた人が合格する試験でもあるため、忙しい社会人であっても十分合格できる可能性を秘めた資格だと言えます。
1年でのストレート合格を無理に目指さなくても、
- 1次試験の科目合格制度
- 2次試験は2年挑戦できる権利
があるため、腰を据えてじっくり勉強に取り組むことで、合格を十分目指せる試験内容となっています。

